切削工具を取り付ける回転軸(主軸)が垂直方向に付いており、加工物を上から

加工するマシニングセンタです。
回転軸がX軸(縦)、Y軸(横)、Z軸(高さ)に動き

穴あけ、タップ、削り、曲面加工など複合した加工が可能です。

比較的、四角いものを得意とする機械です。

【加工手順】

1.プログラムの作成・転送
図面を基に、数値制御データを作成します。加工形状だけではなく、削る方向や刃物を動かす速度、

回転数などを細かくプログラムを設定して、作成したプログラムをマシニングセンタに転送します。

2.材料のセット
取り付け治具などを使って、加工する材料をマシニングセンタにセットします。

そして、基準点やXYZ軸との位置合わせ、工具の計測や試運転などを行います。

3.加工
まず材料の表面を大まかに削り出す荒加工を行います。

そのあと、中仕上げ加工、仕上げ加工と手順を踏んで加工していきます。
切削油を噴霧し、切削部分の摩擦熱を冷却しながら加工していきます。

切削油には、冷却のほかに切り屑の排出を手助けする役割があります。